コロナ禍の中で迎えた2021年
新型コロナウイルスの感染者が12月31日には全国で4,500人を超え過去最多となり、年明けて重症患者数も日に日に増え現状の医療体制が破綻するリスクが急速に高まっています。東京都・埼玉・千葉・神奈川の1都3県では緊急事態行動を発表し、小池都知事は「一都三県で力を合わせ国とともに連携していかに感染拡大を早く、そして確実に抑えていくのか今が勝負だ」と述べています。国は今週内にも緊急事態宣言発令の検討をする今日であります。
今年の3月11日は東日本大震災から10年を迎えます。被災地ではライフラインの復旧は進みましたが、地域再生の課題はまだ残っておると思われます。この度、当社代表が会長職の群馬県損害保険代理業協会の上部団体である日本損害保険代理業協会では、東日本大震災から10年を迎える本年「ご契約者をはじめ、私達の日常生活に潜む災害リスクについて改めて考え、備える契機になるように」をテーマとしたYouTubeの動画を1月から、全国の47都道府県代協の会長がそれぞれの地域で発生した災害に伴うメッセージを発信しております。全国各地で発生した災害時に、我々代理店が地域のお客様に様々なお客様対応した、体験談を視聴できますので是非ご覧になってください。
同時に、2019年度の「群馬代協・損害保険トータルプランナー」では群馬県での災害リスクを、2020年度の「群馬代協・保険のことば」では損害保険の用語説明をYouTubeで発信しておりますので、併せてご覧になってください。
前回のお知らせで、地域の子ども達の防災教育を案内しました。2019年8月2日に行った、当社代表がブロック長であった日本損害保険代理業協会上信越ブロック主催の、「群馬県防災・減災セミナー」の中で、講師の東京大学大学院特任教授の片田敏孝教授は、自身が岩手県釜石の小中学生に教えた「三つの原則」1.想定にとらわれるな、2.その状況において最善を尽くせ、3.率先避難者となること、を実践した小中学生のほぼ全員が奇跡的に津波から逃れられ無事だった「釜石の奇跡」のお話をいただきました。
子ども達は大人の背中を見て育ちます。もしこの子達が災害で命を失ったら、それは親だけでなく、地域社会と大人全体の責任です。地域の子ども達に「大切なのはまさに自然に向き合う姿勢であり、どうその環境で生きていくかということだ」ということを教えることが必要です。この子ども達はやがて親になり、災害から逃げる大人がいれば子どももちゃんと逃げる。子ども達に自分の命を守れるように何とかしなければならないという思いを、大人が持たせる社会教育が必要だと思います。
つばさ保険は、災害に対し一企業としてのBCPの実施と、従業員に対し個人としての高い防災意識を持たせる教育をしてまいります。