「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」の報告

2020年12月19日
 群馬県北部のみなかみ町藤原では16日から17日にかけて200センチを超える積雪があり、72時間降雪量で同所では観測史上最大を更新し、関越道では一時1100台の車が立ち往生、一般道や鉄道も運休しました。冬の異常気象の襲来です。
 新型コロナウイルス感染は第3波を迎え、感染者数も日に日に増加する勢いです。人と人との接触は極力控えコロナ対策をしなければならない現在ですが、災害はいつ発生するか分からず、その危機意識を常に持たなければなりません。
地域の子ども達は、このコロナ禍の中で全国一斉臨時休業による長期休校から始まり、学校生活および家庭生活に大きな変化をもたらし、心身に悪影響を与えた子どもも少なくないと思います。子ども達を地域で育む社会教育の場でも、その活動は中止または規模縮小となっております。その中で、健康状態を互いに把握している最小限の子ども達とその関係者の大人が活動をする社会教育の場として、日本損害保険協会が実施している「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」の活動を提言いたします。
日本損害保険協会は子ども達の防災意識の向上や、地域コミュニティーの強化を目的とした「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」を実施しています。これは全国の子ども達がまちを探検しながら、まちにある防災・防犯・交通安全に関係のある施設や設備を発見し、マップにまとめる実践的教育プログラムです。
 今年度は全国の小学校・子ども会・児童館・少年消防団など307団体から960作品が寄せられました。そのうち、都道府県の損害保険代理業協会が働きかけた243作品の中で、日本損害保険代理業協会が提供するキッズアドバイザー賞に1作品、佳作に16作品が選ばれました。当社代表の阪本が地元の安中市子ども会育成連合会の会長職を受ける、安中市内の単位子ども会5団体にこの参加を募り、応募したところ「上間仁田防災キッズ」のマップが見事に佳作に入選しました。
 今回の活動は、地域の公民館の協力もいただき、子ども会育成会の会員が万全なコロナ対策をして、限られた時間の中で実施しました。この子ども会活動は、地元の安中市長に市庁舎で子ども達が自ら作成した防災マップを使いながら報告もし、その様子は地方紙にも掲載されました。withコロナの新しい生活様式の中でも、子ども達への社会教育として学校教育とは違った体験生活を地域社会全体が協力しておこない、未来の地域を担う子ども達を健全に育成することが必要だと思います。
 つばさ保険は役職員一同、企業の一員として今後も社会奉仕に努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

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